「断捨離」や「ミニマリスト」という言葉が一般的になり、身の回りの物を少なくする人も増えてきました。
物を少なくすると、その分家の収納スペースも必要なくなるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、家もミニマムにすることです。
今回は、ミニマムな家の魅力とミニマムな暮らしのポイントを解説します。
□ミニマムな家の魅力とは?
ミニマムと聞くと窮屈そうに感じるかもしれませんが、ミニマムだからこそのメリットがあります。
*建築費用を削減できる
単純に、家自体が小さいと建築費用を抑えられます。
また、広い土地も必要ないため、土地代も抑えられるのです。
立地重視の方には、嬉しいポイントですね。
*光熱費を削減できる
ミニマムな家ほど冷暖房の稼働効率が良くなるため、光熱費を抑えられます。
また、電気代は家の広さによって決まるので、家がミニマムであるほど契約する電気代が低くなるのです。
*家事動線を短縮できる
家が広いと部屋同士の行き来も大変です。
掃除となると移動距離も掃除する面積も増えて、家事負担が大きくなってしまいます。
一方で、ミニマムな家は移動距離を短縮でき、家事だけではなく朝の身支度の時間も減らせるのです。
□家も暮らしもミニマムにするポイント
ミニマムな家にすると決めた方は、メリットをもっと活かすために暮らしもミニマムに近づけてみましょう。
1. 余計な家具は置かない
家具は少なければ少ないほど、家を広く感じられます。
「とりあえずテーブルとソファは置いておこう」ではなく、必要に応じて家具を選びましょう。
ラグやカーペットは、掃除の手間にもなるので敷かないという方も増えてきています。
2. 素材感を大事にする
素材にこだわることで、心にも余裕が生まれます。
また、素材を統一するとシンプルな印象で、雰囲気がゴチャゴチャしません。
3. 家を広くするための工夫をする
ミニマムな家は家自体は小さいものの、「小さいから狭いと感じるのは当たり前」というわけではありません。
家具の数も部屋を広くするための方法の1つですが、設計時から壁面の数や視線の抜けを意識して設計することで、部屋は広く見せられます。
□まとめ
ミニマムな家は、建築費用や光熱費を抑えられるだけではなく、より効率が良い暮らしにできます。
ミニマムな家と聞くと狭いと考えるかもしれませんが、家とともに暮らしもミニマムにすることで、開放感を溢れる家でリラックスして過ごせます。
ぜひ、家づくりの段階からミニマムを意識してみてください。