マイホームで長く暮らしたいという方は、家の耐久性だけを重視してはいませんか。
もちろん家の寿命も大切ですが、同時に私たちが健康に生活できることも重んじるべき項目です。
今回は、健康的な暮らしができる自然素材の家について解説します。
シックハウス症候群をはじめ、化学物質による健康被害が気になる方はぜひご覧ください。
□住宅で使われる自然素材とは?
注目が集まっている自然素材の中でも、住宅で主に使われる自然素材は以下の3つです。
*無垢材
無垢材は、主に床材として使用されます。
木の温かい質感や一つ一つ異なる模様を味わえるだけではなく、熱伝導率が低いので熱さや冷たさを感じにくくなり、快適に過ごせます。
*漆喰
消石灰を原料とする漆喰は、壁材として使用されています。
耐火性と耐久性が高く、日本では昔から城や蔵の壁に使われてきました。
今では施工の手間から価格が高くなってしまいますが、性能が高い自然素材の1つです。
*珪藻土
化石となった珪藻が積み重なることでできる珪藻土は、内壁材として使用されます。
近年バスマットやコースターでの使用が多くなってきたことからもわかるように、消臭、抗菌、防カビなどあらゆる機能性を持ち合わせています。
特に、調湿効果に優れているので、快適な湿度の中で過ごすことが可能です。
□自然素材の家のメリット
それぞれの自然素材が機能性を持ち合わせているように、自然素材でつくる家にはさまざまなメリットがあります。
1.自然素材ならではの見た目
漆喰や珪藻土などの自然素材は、特有の見た目や質感を楽しめます。
特に無垢材は、使用する木材の種類によって模様や色、経年変化も異なるので、無垢材を選ぶのも家づくりの楽しみになりますね。
2.健康的な暮らし
自然素材は化学物質を使用していないため、シックハウス症候群の心配がありません。
また喘息やアトピーなどアレルギーを持つ方がいるご家庭では、自然素材の家に住んだことで症状が和らいだというケースもあります。
3.多機能性
上記で解説した通り、自然素材はそれぞれ機能を持ちます。
調湿効果がある珪藻土は寝室に、強アルカリ性の漆喰は水回りになど、採用する場所を分けると費用と機能のバランスが上手にとれるのです。
□まとめ
自然素材は特有の模様や質感を楽しめることに加え、生活上とても役立つ機能を持ち合わせています。
その機能性によって、自然素材の家では快適に、健康的に暮らせるのです。
自然素材の家づくりでは機能性を十分に発揮するために、それぞれの機能の特徴を把握して最適な場所に自然素材を配置することをおすすめします。