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つなぎ融資とは?注意点とともに仕組みを解説します!

2023.03.24

家づくりには多くのお金が必要であり、しっかりとした資金計画をしなければなりません。
資金計画の1つに住宅ローンの利用があり、何年でいくら返済するかは今後の生活に大きく関わってきますね。

しかし、家づくりの全てのお金を住宅ローンで立て替えられるわけではありません。
住宅を建てる前に必要な資金はいくつかあり、ある程度まとまったお金が必要なのです。
そこで今回は、住宅を建てる前に必要な資金を立て替えられる、「つなぎ融資」について解説します。



□つなぎ融資とは?

つなぎ融資とは、住宅を建てる前に必要な資金を一時的に立て替えてくれるローンのことです。

住宅を建てる前には、工事の着工時の着工金、上棟時の中間金、竣工時の竣工金などまとまったお金が必要です。
それぞれ工事費用の30パーセントほどと、経済的負担が大きく、いつまで経っても家づくりに着手できない原因になります。

住宅ローンで立て替えれば良いと考えるかもしれませんが、それはできません。
住宅ローンは購入した物件を担保にするため、住宅が完成してから融資が始まります。
そのため、住宅を建てる前に支払い義務が発生するお金は、住宅ローンに組み込めないのです。

そこで、住宅を建てる前にまとまったお金を用意できなくても、必要な資金を支払えるようにしたのが「つなぎ融資」です。
住宅完成前でも資金を立て替えられるため、家づくりに必要な資金を用意できます。

□つなぎ融資を利用する際の注意点

一見便利に見えるつなぎ融資ですが、注意点があります。

1. 金利が高い

どの金融機関でも、つなぎ融資の金利は普通の住宅ローンよりも高く設定されています。
借入期間は1年間が多いですが、それでも返済額は高くなることに注意しましょう。

2. 事務手数料がかかる

つなぎ融資には、融資自部手数料や収入印紙代などの費用がかかります。
合わせて10万円を超えることもあるので、住宅を建てる際はやはりある程度のお金が必要であることを把握しておきましょう。

3. つなぎ融資単体で利用できない

つなぎ融資は、住宅ローンとセットの借入が条件です。
つまり、同じ金融機関でつなぎ融資も住宅ローンも利用しなくてはなりません。

条件には、他にも融資回数や上限金額が設定されています。
工事費用が予定よりも高くなると、住宅ローンの審査にも影響するので、余裕をもった資金計画を立てましょう。



□まとめ

住宅を建てる際は、初めに支払わなければいけないお金があるため、まとまった資金が必要です。
そしてこの資金を一時的に立て替えてくれるのが、「つなぎ融資」です。

高金利、事務手数料の発生、住宅ローンとセットの利用など注意点はありますが、家づくりへのハードルを下げるシステムでもあります。
注意点をよく理解して、つなぎ融資を利用するかどうか検討してみてください。

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