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狭小住宅とは?メリットやデメリットと快適に暮らす3つの工夫

2022.07.04

都市部で人気の狭小住宅は、土地が高い都会で利便性を高めた生活ができるという理由で人気です。
しかし狭小住宅を建てるには、通常の住宅を建てるときとは異なる工夫が必要になります。
今回は、狭小住宅とは?メリットとデメリット、快適に長く暮らすための3つの工夫について詳しく解説していきます。

狭小住宅とは?


狭小住宅とは、狭くて小さな土地に建てる家のことで、明確な定義はありませんがおおよそ15坪・50㎡以下の土地に建てる住宅を狭小住宅と言います。

狭小住宅は都市部の利便性が高く、住宅を建てるのには難があるため安く売られている狭小地や変形地に狭小住宅を建てます。

House full Lifeも狭小地や変形地用の住宅を扱っており、工務店によっては狭小住宅が得意の工務店もあるので、狭小住宅を建てる際はこのような専門的な工務店に依頼することが、理想の住まいを手に入れるひとつの方法です。

では、狭小住宅のメリットとデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

狭小住宅のメリット


・土地代を安くすることができる
・税金が少なる

狭小住宅のメリットは、住宅を建てるコトに関する費用が安くなることが大きなメリットです。
狭小住宅は変形地や狭小地に住宅を建てるので、このような土地は一般的な住宅の建築を想定した土地と比べると安く購入することができます。

また住宅を建てると「固定資産税」や「都市計画税」が必要になりますが、これらの税金は一般住宅用地と小規模住宅用地とでは課税方法が異なります。

狭小住宅はほとんどの場合で小規模住宅用地に該当するため、住宅を持った時の税金が押さえられるというメリットがあります。

狭小住宅のデメリット


・建築コストが安くなる
・生活動線が縦に長くなる

狭小住宅は、床面積を確保するために縦に長い住宅になることが一般的です。
そのためすべての動線が縦に長くなるため、特に家事動線が悪くならないように間取りを工夫する必要があります。

また狭小地に住宅を建築する際は、建築地の近くに大型トラックや重機をつけられない、人力に頼らなければならないことが多いなどの理由で坪単価が高くなります。
特に狭小住宅に地下室を設ける場合はよく考える必要があります。

狭小住宅で快適に暮らすための3つの工夫


都市部は人口が密集していることがあり、狭小住宅に最適な変形地や狭小地が人気です。

これから狭小住宅を建てることを考えている方は、ここからご紹介する3つの工夫を行うことで、長く快適に狭小住宅に住むことができます。

1.お隣との境界に余裕を持たせる


民法234条で、「建物を築造するには、境界線から50センチメートル以上の距離を保たなければならない」と定められており、これを守らない場合は隣の家の住民が建築の中止や変更を求めることができるとしています。

民法で定められている50センチメートルギリギリの距離を保ったとしても、エアコンの室外機が換気不足で壊れてしまったり、エアコン効率が落ちる「ショートサーキット」と呼ばれる現象が起こる可能性があります。

また10年に1度を目安に外壁や屋根のメンテナンスを行う必要がありますが、隣の家との距離が短すぎると足場を組み立てられないので、メンテナンスができません。
そのため隣の家との距離を適度に保つようにしましょう。

2.防音対策をしっかりと行う


狭小住宅では前述したように隣の家と近い距離になりやすいので、特に騒音トラブルに発展しやすいです。そのため家を建てる段階から、工務店と相談しながら防音対策をしっかりと行うようにしましょう。

3.生活動線を工夫した間取りを考える


狭小住宅は縦に生活空間が長くなるため、間取りを工夫しなければ家事動線が悪くなります。
例えば1階に洗濯機置き場やキッチンを設計すれば、重たい荷物を持って階段を上る必要がなく、スムーズに家事を行うことができます。
階段の上り下りを極力減らすことができる間取りを考えてみましょう。

まとめ

狭小住宅とは狭い土地や変形地に建てる家のことで、主に都市部で建てられる家のことを指します。
狭小住宅は土地代や税金が安くなるというメリットがありますが、建築コストが高くなるほかに、縦に生活動線が長くなるというデメリットがあります。

これから狭小住宅を建てる方は、隣の家との距離を適度に保ち、設計の時に工務店と相談しながら防音対策を考えるようにしましょう。

また、間取りを階段の上り下りが少ない間取りにすることで、年齢を重ねたときも快適に暮らすことができます。

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